「ネイルサロンにカクテルバーがあるって、どういうこと?」と、初めてご来店されるお客様にはよく聞かれます。答えは単純で、「ネイルが乾く時間に、美味しいものを飲めたらいいよね」という一言から始まったからです。でも、その一言が生まれた背景には、もう少し長い話があります。

回転率を上げることに疲れた話

橘 沙織前働いていた渋谷のサロンでは、1日に8〜10名の施術をこなすことが当たり前でした。施術時間を短縮するために、カウンセリングは省略され、デザインの相談は「次の方が待っているので」と打ち切られることもありました。それが嫌で独立を決めたのですが、最初は「ゆっくりした施術」だけでは差別化が難しいと感じていました。

田中 誠との会話

独立を考えていた2018年の秋、代官山のバーで友人のバーテンダー・田中 誠と話していたとき、「ネイルが乾く時間って、何もできなくて退屈じゃない?」という話になりました。「そこに美味しいカクテルがあれば、待ち時間が楽しみになるよね」という田中の一言が、すべての始まりでした。2019年の開業から、田中はEnchanter Oakdaleの専属バーテンダーとして季節のカクテルを考案しています。

カクテルはネイルの一部

カクテルはあくまでおまけではなく、体験の一部として設計しています。たとえば、夏のコーラル系ネイルに合わせてスイカのモヒートを提案したり、深みのあるダークカラーのときはウイスキーベースのカクテルを添えたり。ネイルとカクテルの色や雰囲気を合わせることで、施術の時間全体がひとつのストーリーになります。

ノンアルコールも本気で作っています

「カクテルバーと聞いてお酒が飲めないから来られないと思っていた」という方が、実は少なくありません。Enchanter Oakdaleでは、ノンアルコールのメニューも田中が同じ熱量で考案しています。今夏の「冷製ほうじ茶ラテ」は、一保堂のほうじ茶を使ったもので、アルコールが苦手な方にも好評です。

ネイルズ&カクテルの体験に興味がある方は、ネイルズ&カクテルセットのメニューをご覧ください。初めての方には、カウンセリングの際にカクテルの好みもお聞きしています。